4GとWiMAX2+でどう違うの?違いと使い方のまとめ

WiMAX2+と4G回線の違いとは?

f6a564e63c271b17cfcec795dd425388_s

2016年現在、携帯電話で主に用いられる通信規格4Gですが4Gと同じく無線の通信規格にWiMAX2+があります。同じ無線通信ですが、両者をユーザーが自由自在に切り替えられるスマートフォンも搭載されており4GとLTEの実際の違いは何かと聞かれると、はっきりと答えられる方は少ないかもしれません。今回は4GとWiMAX2+の代表的な違い。そして両方を使いこなすユーザーの動向をまとめました。

そもそも4Gとは何か

まずそもそも4Gとは何か?を知る必要があります。4Gとは数年前の主流だった第三世代3G回線の後継であり、3G回線と比較した時の最大の特長は3G回線と比較して数倍以上という回線速度です。通信エリアに関しては4Gのデビューした時は3Gに比べてやや狭めでしたが数年経った現在の主流は4Gとなり、通信事業者の企業努力もあってエリアの問題もあまり話題に上がらなくなってきました。

料金に関してですが、WiMAX2+と比較するとやや安いが、3Gと比較すると若干高め。しかしこれはネットーワーク技術の発展に伴い、通信容量も比例して増大している為致し方ないとも言えます。ちなみに4G回線の一種が、一般的に携帯電話に用いられるLTE回線です。auでは4G LTE、ソフトバンクではソフトバンク4G LTE、docomoはXiと通信事業者によって様々な名前で呼ばれています。

WiMAX2+とは何か

一方のWiMAX2+ですが、こちらも一世代前のWiMAXの後継扱いとなっています。一世代前のWiMAXは4G回線と同じく第四世代です。4GとWiMAX2+はエリアや料金では大差がありませんが、最大の比較は通信速度に違いが見られます。まず4Gですが、おおよそ100Mbps以下の速度を宣伝文句としています。

例えばauの4G LTEのプラチナバンドでは下り最速を75MbpsとしていますがWiMAX2+は機種にもよりますが下り最速220Mbpsと約3倍以上の数値を出しています。無論、使用するエリアや環境によって大きく変動しますがWiMAX2+は4Gより速いと言っても過言ではありません。

実際のユーザーは携帯単独かWi-Fiルータの二台持ち

d5942d82fcd3ddd5b4bbb1b6a62bb42d_s

実際にWiMAX2+と4Gを使いこなすユーザーの例を見てみましょう。まず、WiMAX2+と4Gを切り替えられるスマートフォンを単独で持っているユーザーです。彼らはWiMAX2+と4Gを、都度最適なものに切り替えて使用します。

「このエリアではWiMAX2+では、少々電波が弱い。4Gに切り替えよう」

「通信速度に問題ないからWiMAX2+でYouTubeを鑑賞しよう」

といった場合です。場所や施設内においてはつながりやすさに差が出て来るケースがあります。そこで都度切り替えてフォローするといった使い方です。二台持ちに比べて料金も安く二台を持ち運ぶ手間も省けますし別途オプションに加入すれば良い手軽さが売りです。ただし、欠点として通信容量の計算は4GとWiMAX2+の合算で行われることも多くいつの間にやら月間データ容量が間近になる事も想定されますので注意が必要です。

一方、WiMAX2+のモバイルWi-Fiルータとスマートフォンの二台持ちにしているユーザーもいます。この使い方は二台持ちで、それぞれ契約しなければならないという手間があるものの自宅で固定回線の代替としても使用でき、スマートフォンの通信量を抑える事が出来るのが利点です。

Wi-Fiモバイルルータでは3日間での通信容量に制限はあるものの、月間の通信容量には制限がありません。そこで外出先でWiMAX2+の電波の弱い所は4Gを使用する。自宅やWiMAX2+の電波の強い箇所ではモバイルWi-Fiルータを使用する手もあります。スマートフォンは時に大規模なアップデートが行われますし高画質動画の鑑賞には、高速通信は必須です。

この使用方法であれば、二台持ちの手間はあるものの通信容量には余裕をもてます。月々の携帯電話料金+WiMAX2+の使用料金で維持費はスマートフォン単独よりもかかりますが。速度制限に悩まされることなく、高速無線が良いのであれば十分選択肢にあがるでしょう。

こちらのコラムも人気です!